武蔵浦和駅の周りだけでも、24時間営業のジム、大手のフィットネスクラブ、パーソナルジムが並んでいます。選択肢が多いぶん、何を基準に選べばよいのかが分からなくなります。「前に入会したけれど足が遠のいた」という話も、よく伺います。

この記事では、ジムを4つのタイプに分け、それぞれで自分が決めることがどう変わるのかを整理します。続かなくなる本当の理由と、体験のときに見る3つのことまでお伝えします。

ジムは4タイプある

看板はどれも「ジム」ですが、売っているものが違います。まず全体を4つに分けます。

24時間ジム

マシンとフリーウェイトが置かれ、好きな時間に自由に使える形式です。月額は7,000〜10,000円程度が一般的な目安になります。スタッフがいない時間帯があり、使い方は基本的に自分で決めます。

向いているのは、やる種目とフォームがすでに決まっている方です。決まっているものを実行する場所としては、これ以上ないほど効率がよくなります。

総合フィットネスクラブ

マシンに加えて、スタジオレッスン・プール・浴室などが付く形式です。月額は8,000〜15,000円程度が目安です。24時間ジムとのいちばんの違いは、レッスンという時間割があることです。

自分でメニューを組むのが苦手でも、レッスンに出れば内容は決まります。反面、施設が大きいぶん、自宅や職場から離れた場所になりやすい傾向があります。

パーソナルジム

トレーナーがマンツーマンで見る形式です。種目も重さもフォームも、その場で決めてもらえます。費用は月4回で3万円台からが一つの目安で、料金の幅が最も大きいタイプです。支払い単位ごとの金額はパーソナルジムの料金相場と月額の目安にまとめています。

決める作業を人に任せられるぶん、最初の一歩がいちばん軽いのがこのタイプです。

公営のトレーニング室

さいたま市などの公共施設に併設されたトレーニング室です。1回300〜600円程度で使える施設が多く、費用の面ではもっとも軽い選択肢になります。初回に講習を受ける決まりのところが一般的です。

ただし混雑する時間帯があり、個別の指導は基本的にありません。使い方が決まっている方の「実行する場所」としての選択肢です。

タイプ費用の目安自分で決めること向いている方
24時間
ジム
月7,000〜
10,000円程度
種目・重さ
・フォーム
すべて
やることが
決まっている
総合
クラブ
月8,000〜
15,000円程度
どのレッスン
に出るか
時間割が
あると動ける
パーソナル
ジム
月4回3万円台〜
が一つの目安
通う日を
決めるだけ
フォームに
不安がある
公営の
トレ室
1回300〜
600円程度
すべて
(講習あり)
費用を
最優先する

※スマートフォンでは表を横にスクロールしてご覧いただけます。※費用は一般的な目安であり、店舗・施設により異なります。

基準は「決める量」

4つを並べると、費用も設備もばらばらに見えます。しかし1本の軸で並べ直せます。それが自分で決める量です。

決めることは3つだけ

トレーニングで決めることは、突き詰めると3つしかありません。

  1. 種目:今日どの動きをやるか
  2. 重さと回数:どれくらいの負荷で、どれだけやるか
  3. フォーム:その動きをどう行うか

このうち1と2は、調べればある程度は自分で決められます。難しいのは3つ目です。フォームは自分の背中側で起きていることを含むため、自分では見えません。鏡に映るのは正面だけで、骨盤の向きや肩甲骨(けんこうこつ・背中側にある三角形の骨)の位置は映りません。基本の考え方は筋トレ初心者がまず整えるフォームの基本にまとめています。

決める量が多いと足が止まる

入会したのに行かなくなる理由を「意志が弱いから」で片づけると、次のジムでも同じことが起きます。実際に起きているのは、もう少し手前のことです。

ジムに着いてから、今日は何をやるかを決める。この決定を毎回自分で行うと、疲れている日ほど重くなります。行かない理由は「時間がない」の形をとりますが、中身は「行っても何をするか決まっていない」であることが少なくありません。

決める量が自分の余力を超えたとき、足は止まります。設備の数でも料金でもなく、ここが分かれ目になります。

自分がどこまで決められるか

だからジム選びの質問は「どこが安いか」ではなく、次の形になります。

  • 種目を自分で決められるか
  • 重さと回数を自分で決められるか
  • フォームを自分で判断できるか

3つとも「はい」なら、24時間ジムで十分です。3つ目だけ「いいえ」なら、フォームが決まるまで見てもらい、その後に移る形が合理的です。3つとも「いいえ」なら、最初からマンツーマンのほうが結果的に早く進みます。

続かない本当の理由

もう一つ、続いている方に共通していることがあります。意欲ではなく予定です。

回数ではなく曜日で決める

通う頻度を「週2回」と回数で決めると、今週はいつ行くかを毎週決め直すことになります。これも決定です。曜日と時間で固定すると、この決定が消えます。

ですから、通いたい曜日・時間に予約が取れるかを、体験の時点で確認してください。予約が取りにくいジムでは、固定の枠そのものが作れません。24時間ジムを選ぶ場合も、その時間帯の混み具合を実際に見ておく価値があります。

「安い」は1回あたりで見る

月額7,000円の24時間ジムに月2回しか行かなければ、1回あたり3,500円です。月額3万円台のパーソナルジムに月4回通えば、1回あたり8,000円前後になります。金額の差は、月額の見た目ほどには開きません。

比べるべきは月額ではなく、実際に通う回数で割った1回あたりの金額です。そして「実際に通う回数」は、前の節の決める量に左右されます。安さと続かなさがセットになると、いちばん高い買い物になります。隠れコストを含めた計算の仕方は料金相場と隠れコストの内訳にまとめています。

立地は距離ではなく動線

「立地が大事」はどの記事にも書かれています。もう一段だけ具体的にします。

重要なのは自宅からの距離ではなく、すでに通っている道の途中にあるかです。武蔵浦和駅を毎日使う方にとって、駅から数分の場所は「わざわざ行く場所」ではなくなります。中浦和や南浦和、北戸田から乗り換えで通る方も同じです。

逆に、家から近くても普段通らない方向にあるジムは、距離が短くても足が向きにくくなります。体重を落とす目的で通う場合の進め方はリバウンドを繰り返さない5つの手順で整理しています。

理学療法士の視点|体の事情

ここまでは続けやすさの話でした。もう一つ、身体の側から見た選び方があります。ここは競合する情報が少ない部分なので、詳しくお伝えします。

マシンは平均に合わせてある

トレーニングマシンは、多くの人が使えるように平均的な体格を想定して作られています。シートの高さや背もたれの角度は調整できますが、調整できるのは長さであって、関節の動く範囲ではありません。

たとえばレッグプレスでは、股関節を深く曲げていきます。股関節の曲がる範囲が狭い方は、途中から骨盤が後ろに傾き、その分だけ腰の骨が丸まります。この状態で重さがかかると、負荷は腰に集まります。

「マシンだから安全」とよく言われます。より正確には、軌道が決まっているぶん、合っていない軌道もそのまま続けられるという性質です。フリーウェイトならバランスを崩して気づけることが、マシンでは気づけません。

痛みがある方のつまずき方

腰や膝に不安がある方が自己流で始めると、次の形でつまずきます。

  • 痛む側をかばい、反対側だけで重さを受ける
  • 動く範囲の狭さを、隣の関節の動きで補う(股関節ではなく背中で拾う、など)
  • 痛みが出ないぎりぎりの範囲だけを使い、そこだけが硬くなっていく

どれも、本人には「うまくできている」感覚のまま進みます。左右差は、外から見なければ分かりません。だから既往のある方こそ、最初の数回は動きを見てもらう価値があります。

部位ごとの見方は、腰痛の原因と対策肩こりの原因と解消法猫背を改善する5つの順番反り腰で腹筋より先に見る3か所にそれぞれまとめています。自宅でのセルフケアの選び方は伸ばす場所を決める3つの質問をご覧ください。

受診をおすすめするサイン

次に当てはまる場合は、ジムを探す前に整形外科の受診をおすすめします。

  • じっとしていても痛む、夜間に痛みで目が覚める
  • しびれや、力の入りにくさがある
  • 転倒やケガのあと、腫れや熱感が続いている
  • 歩くとしびれが出て、前かがみになると楽になる
  • 発熱や、原因の思い当たらない体重減少をともなう

当店は医療機関ではないため、診断や治療は行えません。医師から運動の制限が出ている方は、その内容をお持ちいただければ、範囲の中でできることをご提案します。病院のリハビリを終えた段階の方は病院のリハビリを終えたあとの選択肢もあわせてご覧ください。

体験で確かめる3つ

ほとんどのジムに体験や見学があります。雰囲気は行けば分かるので、それ以外の3つを見てください。

1つ目|評価が先か

初回にメニューが先に出てきた場合、その内容はあなたの身体を見る前に決まっています。誰にでも同じものが渡っている可能性があります。

確認するのは、身体を見る時間があるかどうかです。関節の動く範囲、左右差、しゃがめる深さ。この確認が先にあるかどうかで、その後の内容が変わります。当店の体験トレーニングでも、姿勢と動作の確認から始めています。

2つ目|種目の理由

「今日この種目をやる理由は何ですか」と聞いてみてください。

答えが「基本の種目だから」で止まる場合と、「あなたの股関節が動きにくいので、先にここを使います」まで出てくる場合では、次の3か月が変わります。理由を説明できる相手は、途中で内容を変える判断もできます。女性の方が加えて見るとよい項目は女性のパーソナルジム選びの基準に7つ挙げています。

3つ目|やらない動作

見落とされやすいのがこれです。痛みや既往のある方にとっては、何をやるかより、今はやらない動作を決めてもらえるかのほうが重要になります。

「何でもできます」と言い切る相手より、「これは今はやめておきましょう」と言える相手のほうが安全です。資格による違いは理学療法士のいるジムとは何が違うのかで整理しています。担当者が誰になるかも、その場で確認しておくと安心です。担当を固定できるかどうかや指名の仕組みはパーソナルトレーナーの担当と指名の仕組みにまとめました。

二択ではなく順番で考える

最後に、意外と語られない視点をお伝えします。

フォームが決まるまで

一般ジムとパーソナルジムは、どちらかを選ぶものだと思われがちです。実際には順番で考えられます。

最初の数か月はフォームを人に見てもらう。自分の身体でどの動きが危ないかが分かったら、24時間ジムに移って自分で回す。この形は費用の面でも無理がありません。

パーソナルジムを運営する側としては言いにくいところですが、ずっと通い続けることが全員にとっての正解ではありません。自分で回せる状態を作ることも、指導の目的の一つです。

併用という選び方

もう一つは併用です。フォームの確認と負荷の設定は月に数回パーソナルで行い、それ以外の日は自分で動く形です。

当店の通い放題プランは、トレーニングに加えて整体・ボクササイズを追加料金なしで受けられます。身体が張っている日は整体を多めに、動ける日はトレーニングにと、配分を変えられます。仕組みの利点と注意点は通い放題パーソナルジムのメリットとデメリットに、施術と運動の使い分けは整体とジムの違いと使い分けにまとめています。

まとめ

ジムは、24時間ジム・総合フィットネスクラブ・パーソナルジム・公営のトレーニング室の4タイプに分けられます。違いは設備や料金より、自分で決める量です。

種目・重さ・フォームの3つを自分で決められるなら、24時間ジムがいちばん効率的です。フォームだけ不安なら、決まるまで見てもらう期間を作る。3つとも不安なら、最初からマンツーマンのほうが早く進みます。続かない理由は意志ではなく、決定の量と、予定表に枠があるかどうかです。

体験では雰囲気ではなく、評価から始まるか・種目の理由を言えるか・やらない動作を決めてくれるかの3つを見てください。

武蔵浦和駅から徒歩3分のジム・パーソナルジムLIMITED武蔵浦和店は、トレーナー全員が理学療法士です。さいたま市南区・中浦和・南浦和・北戸田・戸田市エリアから、通勤の前後に立ち寄る方や子育て中の方が通われています。ご予約は下のボタンのほか、公式LINEから24時間受け付けています。

まずは60分の体験トレーニングで、姿勢と動作の確認を受けてみてください。ご自身がどのタイプのジムに向いているかも、その場でお伝えします。運動が初めての方も、気になる点をお気軽にご相談ください。

よくある質問

運動が初めてです。24時間ジムとパーソナル、どちらから始めるとよいですか?

判断の目安は、フォームを自分で確かめられるかどうかです。種目と重さは調べれば決められますが、フォームは自分の背中側で起きていることを含むため、鏡では確認しきれません。まったくの初めての方は、最初の数か月だけ人に見てもらい、自分でやってよい動きと避ける動きが分かった段階で24時間ジムへ移る形が、費用の面でも無理がありません。腰や膝に不安がある方、産後の方、長く運動から離れていた方は、この最初の期間を取る価値が大きくなります。逆に学生時代に部活で基本の動きを身につけている方は、24時間ジムから始めても大きな遠回りにはなりません。

体験のとき、トレーナーには何を聞けばよいですか?

3つ聞いてみてください。1つ目は「今日この種目をやる理由は何ですか」。答えが基本の種目だからで止まるか、あなたのどこが動きにくいからここを先に使う、まで出てくるかで、その後の3か月が変わります。2つ目は「今の私がやらないほうがよい動作はありますか」。やらない動作を決められる相手は、途中で内容を変える判断もできます。3つ目は「担当してくださる方はどなたですか」。監修者と、当日隣に立つ人が別であることは珍しくありません。加えて、通いたい曜日と時間に予約が取れるかも、その場で確認しておくと安心です。

腰や膝に痛みがあります。ジムに通ってもよいですか?

じっとしていても痛む、夜間に痛みで目が覚める、しびれや力の入りにくさがある、転倒やケガのあとに腫れや熱感が続いている、発熱や原因の思い当たらない体重減少をともなう。これらに当てはまる場合は、ジムを探す前に整形外科の受診をおすすめします。当店は医療機関ではないため、診断や治療は行えません。医師から運動の制限が出ている方は、その内容をお持ちいただければ、範囲の中でできることをご提案します。痛みがある状態で自己流のマシントレーニングを始めると、痛む側をかばった動きがそのまま定着しやすいため、最初は動きを見てもらえる環境を選ぶほうが安全です。

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